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学歴社会 [雑感]

最近はそういう風潮も昔と比べれば薄くなってきたのかもしれませんが、日本は厳然たる学歴社会ですね。働き初めてから本当にそう思うようになりました。

官僚はいうに及ばず、法曹、民間企業、研究者、どこでも学歴が重要な気がします。

東大を筆頭に、関東であれば一橋、早稲田、慶應、関西であれば京大、阪大あたりが、いわゆる「高学歴」とされるのでしょう。あまり「どこまでが高学歴か」という議論をつっこむと収拾がつかなくなるのでやりませんが、まあこの辺までは万人が認めるところでしょう。

私は高校がかなり有名な進学校だったこともあり、上記の各大学に行った友人が多数います。また、官僚、法曹、一流民間企業、研究者、それぞれ友人が多いです。そして、みんなが大学を卒業して10年弱たってくると、そろそろ自分の就職したところでの将来への選り分けがなされてきます。いわゆる幹部候補とそうじゃない人、ということですね。

とりあえず就職後の選り分けはおいといて、就職段階を考えてみます。私の時期はかなり民間企業への就職は厳しい時代でしたが、上記の各大学にいっている友人達は、難なく有名企業へ就職していきました。ただ、その中でも際だっていたのは東大、京大の友人ですね。就職氷河期といわれる世の情勢など全く意に介さず、内定をもらいまくっていました。

就職段階では学歴は相当ものをいいますね。会社の方も何回か面接したりしただけではその人となりがすべて解る訳じゃないですし、それだったらある程度能力の保証がある高学歴者をとった方が安全、という考え方でしょう。採用実績があまりない大学から人をとるのは、やはりリスクが高いですしね。

同じこと、あるいはそれ以上のことが官僚の世界でもいえます。官僚は今でも東大の天下ですね。主要官庁に就職する人は大部分が東大ですし、私大も昔に比べれば増えたとはいえ、数の上では少数です。端からみている限りでは、「東大」というだけでとっているともみえます。ただ、一応国家公務員一種試験というのがありますから、その成績が客観的な指標として用いられているのでしょうけどね。でも東大生はああいった事務処理系の試験は得意なんだろうからなあ、、。

法曹の世界では、司法試験さえうかれば学歴関係なし、と思われている方もいるかも知れません。確かに官僚や民間企業と比べればそうでしょうね。要は客商売で、どこかの組織に属するわけではない、あるいは自分が(小規模ながら)組織のトップになる、というのであれば、学歴は関係ないわけです。学歴でお客さんがくるわけじゃないでしょうから。中小企業社長さんは特に高学歴ではない、というのと同じです。

ただ、一部の大きい法律事務所では、官僚なみに学歴主義で採用しているところもあります。それこそ東大ばかりだったりします(大きい法律事務所のHPをみれば、弁護士の経歴がのっているので、明らかです)。また、裁判官や検察官になるのも、学歴が全く関係ないかといえば微妙に関係しているようにも思えます。まあ若くして司法試験に受かる人に東大生が多いから、といわれれば仕方ないと思いますが。

さらに、法科大学院というシステムが導入されて、法曹界でも学歴重視の傾向がもっと進むでしょうね。これまでは1年に弁護士になる人数は500~1000人くらいだったわけで、ある程度人柄等みれたでしょうし、司法試験に受かっているということで、学歴にかかわらずある程度能力も保証されていたわけです。しかし、今後1年で2000人とか3000人とかが弁護士になったりすると、採用の段階ではまず学歴で絞るしかないでしょう。おそらく希望者全員とあってはいられないでしょうからね。採用事務の効率化とその人が優秀な人材である確率の問題です。

だから、極端な話、法科大学院に入る段階で分かれてしまうわけです。大きい事務所に入れる人とそうでない人とに。よっぽどのことがない限り、逆転はできないでしょう。法曹界も学歴主義化が一層すすむということですね。もちろん大きい事務所に入ることをそもそも望まないという人もいるでしょうが、人数がおおくなってくると、中小の事務所にすら就職できず、いきなり独立ということにならざるをえなくなってくるのではないでしょうか。そして、中小の事務所であっても、やはり同じように学歴は大きくものをいうことになるでしょうね。

蛇足ですが、採用側の立場からみると、東大生であってもいままでに比べて確率論的には期待値が落ちるでしょうね。つまり、いままで東大卒生10人中7人当たりだったのが、東大法科大学院卒生10人中4人当たりくらいに。現行司法試験の篩にかけられていない分、玉石混淆になるだろうということです。学校の成績というのも一つの指標にはなるでしょうが、学問と仕事は違いますしね。

ということで、結論ですが、日本は学歴社会だし、法曹もやはり学歴社会だと、そして法科大学院導入によりそれは更に進行するだろう、という私の見解でした。


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ロスジェネ

理系大学院では学歴はほぼジャンクフード化されています。
入学はフリーパス、修士まではある意味レジャーになっています。
東大大学院卒業、にはよくよく気をつけてください。
半分以上学部はどこかの私立大学だったりします。
決して賢くなっているわけではありません。
ただ、テーマの研究分野には情熱を持っていて、信念はある
ことを信じています。

大学の内容に中身がないと、学歴は意味を成しません。
今の日本では、もうほとんど酒宴のコネタ程度になっていると
思います。私には残念ながら法曹事情がわからないのですが、
理系では、大学院はほぼジャンクフードです。
そして、博士様には、就職先がない状況です。
by ロスジェネ (2008-04-12 21:10) 

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